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2018年10月20日(土)

「100万円振り込み 事実」

依頼した経営者コメント公表

片山地方創生相「口利き」疑惑

写真

(写真)会社経営者が19日に公表したコメントの一部

 自民党の片山さつき地方創生担当相の「口利き」疑惑で19日、依頼したとされる会社経営者が「片山氏に口利きの相談に伺い、私設秘書から要求された100万円を指定された口座に振り込んだのは事実」とするコメントを出しました。片山氏の説明責任が問われます。

 弁護士を通じて公表したコメントで経営者は「弊社の青色申告承認について、その取り消しがなされる可能性を指摘されたため、知人の紹介により片山氏に口利きの相談に伺い、税理士である私設秘書の方に対応していただけることになりました」と経緯を説明。

 そして2015年7月に「その私設秘書から要求された100万円を指定された口座に振り込んだ」としています。

 片山氏の疑惑を報じた『週刊文春』(25日号)によると、差出人欄に「参議院議員 片山さつき」と秘書の名前、議員会館の住所が書かれた「書類送付状」が15年7月1日に経営者あてに送られたといいます。

 「送付状」の末尾には「着手金100万円を、至急下記にお願い申し上げます。ご確認後、国税に手配させて頂きます」と書かれ、秘書が代表を務める税理士法人の口座番号が記載されていたといいます。

 片山氏は18日の報道各社のインタビューで「特定の企業への税務調査について口利きしたこともないし、100万円を受け取ったこともまったくない」と疑惑を否定しています。

 また『文春』では、15年9月に議員会館を訪れた経営者に、片山氏本人が「じゃあやっておきますよ。任せてもらえれば、大した問題じゃないから」「うまくいったら、100万円なんて決して高いものじゃないわよね」などと述べたとしています。

 疑惑を否定する一方で、この発言が事実か問われると、片山氏は「弁護士から細かいところ(の説明)は止められているので、ご了解いただきたい」とのべ、明確な否定を避けました。


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