2018年10月16日(火)
日本共産党 田中書記局次長がハノイでベトナム共産党チン政治局員と会談
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【ハノイ=井上歩】第8回理論交流会議のためベトナムを訪問している日本共産党代表団の田中悠書記局次長は15日、ハノイでベトナム共産党のファム・ミン・チン政治局員・組織委員長と会談しました。
チン氏は、日本共産党代表団の訪問を歓迎し、両党関係がこの間、核兵器禁止条約の国連会議での連携や理論交流などを通じて深化、発展していることを高く評価。この関係が両国・両国民関係の発展に寄与することと、16日開幕する第8回理論交流の成功に期待を示しました。
田中氏は、ベトナム側の歓迎と理論交流の主催に感謝を述べ、ベトナムが早期に核兵器禁止条約の批准国となったことを歓迎するとともに、この間の両党関係の緊密な発展を喜んでいると表明。理論交流が多くの成果を出してきた意義を強調し、成功に努力したいと語りました。
田中氏は、朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制構築に関する日本共産党の見解や、沖縄県知事選での米軍新基地建設反対の候補の当選など日本の政治情勢の特徴を紹介しました。
チン氏は、朝鮮半島の非核化と核兵器のない地域・世界に向けた努力、地域の平和・安定強化を支持していると表明しました。
会談後、代表団は、チン政治局員主催の歓迎昼食会に出席しました。
日本側から山口富男幹部会委員、田川実国際委員会事務局長ら、ベトナム側からグエン・マイン・クオン対外委員会副委員長、党中央理論評議会のグエン・ビエット・トン事務総長らが同席しました。
これに先立ち田中氏と代表団はベトナム共産党のホアン・ビン・クアン対外委員長とも会談し、地域・国際情勢について意見交換しました。