2018年9月25日(火)
デニー候補に期待
保育士・シングルマザー 与那覇沙姫さん
バス通学無料化を歓迎
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辺野古(沖縄県名護市)の新基地建設も止めたいし、沖縄の経済や暮らしも良くしたいので、翁長雄志知事の遺志と県政の路線を引き継ぐことを明確にする玉城デニーさんを猛烈に応援します。
翁長県政は、子どもの貧困問題について全国で初めて県レベルでの実態調査を行いました。それで全県・全国的にどうしたらいいかという関心や議論がさらに高まりました。大学進学のための県独自の給付型奨学金制度も創設しました。
翁長知事は、基地問題で頑張りながら県民の命を本当に大切にしていました。デニーさんにはこの方向で県政を発展させてほしい。
私には11歳になる息子がいます。離婚後の約8年前、自立しようと息子と実家を出ましたが、自分の学費ローンの返済もあり、家計が苦しくて結局、実家に戻りました。
県民の誰もが自立できる沖縄を望んでいます。しかし、それは新基地受け入れを前提にした政府からの補助金頼みではない、基地のない真の自立です。その自立はいつまでも続く自立だと思います。
私は母子家庭で育ち、高校生の時にバス賃を浮かすために歩いたことが何度もあります。デニーさんが掲げる中高生のバス通学無料化を地域の高校生に教えると、跳び上がるほど喜んでいました。
公的施設への「放課後児童クラブ」の設置の推進も、家庭状況に関係なく子どもの成長に格差を生じさせない有効な取り組みです。「子育て世代包括支援センター」の設置や「県LGBT宣言」、子どもの医療費助成の拡充も大歓迎です。
相手候補は宜野湾市長の時に、米軍機の部品落下事故が起きた保育園の園長や父母会の方々に寄り添いませんでした。命を守ることに寄り添えない人の政策や演説は、どうしても信頼できません。
相手候補は「われわれの努力には限界がある」と述べました。これは覚悟のない人の言葉です。デニーさんには、平和で誇りある豊かな沖縄を目指す決意と覚悟が感じられます。