2018年9月22日(土)
ベトナム クアン国家主席が死去
志位委員長が弔電
【ハノイ=井上歩】ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席が21日、ハノイ市内の病院で死去しました。61歳でした。
北部ニンビン省出身。内務省(現公安省)に勤務し、2006年公安省次官、2011年公安相、ベトナム共産党政治局員に就任、2016年4月の国会で国家主席に選出されました。
難病を患い、国内外で治療を受けていたが回復に至らなかったと党中央の保健部局は発表しました。
今年5月に来日し、同月31日に都内で日本共産党の志位和夫委員長と会談しました。
日本共産党の志位和夫委員長は21日、クアン氏の死去にあたり、ベトナム共産党中央委員会に以下の弔電を送りました。
ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の死去の報に接し、ご遺族とベトナム共産党の同志の皆さん、ベトナムのすべての国民に心からの哀悼の意を表します。
チャン・ダイ・クアン同志が5月に訪日された際、核兵器廃絶、北東アジアの平和、日越両共産党の関係強化などをめぐり実りある意見交換をおこなったことを思い出し、突然の死去の知らせを大きな悲しみを持って受け取りました。
ベトナム国家と社会の発展、人民生活の向上のためにドイモイ政策を推し進め、日本とベトナムの友好親善のために力を注いだチャン・ダイ・クアン同志をしのびながら、同志を失った悲しみを胸に、お別れのあいさつを送ります。