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2018年9月15日(土)

南北連絡事務所を初開設

24時間体制 意思疎通図る

 韓国と北朝鮮は14日、北朝鮮南西部・開城に南北共同連絡事務所を開設し、開所式を行いました。同事務所の設置は4月、南北首脳会談の「板門店宣言」で合意されていたもので史上初めてです。南北の当局者が常駐し、24時間体制で意思疎通を図ります。韓国メディアによると開所式には韓国の趙明均(チョミョンギュン)統一相、北朝鮮の祖国統一委員会の李善権(リソングォン)委員長が出席しました。

 趙氏は「南北の関係発展、朝鮮半島の平和と繁栄に関する事案を24時間365日、直接協議できるようになった」と表明。李氏は「南北問題を早期に虚心坦懐(きょしんたんかい)に議論し、対策を講じることができるようになった。北南関係の発展の新たな局面を望む全民族の願いが込められている」と述べました。

 事務所長には韓国の千海成(チョンヘソン)統一省次官と北朝鮮の祖国平和統一委員会の田鍾秀(チョンジョンス)副委員長が就任。当局間の交渉や民間交流の窓口を果たし、週1回の定例協議を行う予定です。必要に応じ、首脳間のメッセージもやりとりします。


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