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2018年9月9日(日)

辺野古埋め立て承認撤回を支持

世界の著名人ら 133人声明

 【ワシントン=遠藤誠二】米国をはじめ世界の学者、研究者、芸術家、平和運動家らは7日、沖縄県辺野古への米軍新基地建設計画の中止を求める声明を発表しました。声明は、翁長雄志知事の正式表明に続き、謝花喜一郎副知事が遂行した辺野古埋め立て承認撤回を「支持する」と述べました。(声明要旨)

 声明に名を連ねたのは、言語学者・思想家のノーム・チョムスキー、映画監督のマイケル・ムーア、ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア、元米国務省・国防総省高官のダニエル・エルズバーグ、英核軍縮運動(CND)のケイト・ハドソン、カナダ人ジャーナリストのナオミ・クラインの各氏ら133人。2014年1月にも、同じく著名人が、米海兵隊普天間基地の閉鎖を求め、辺野古新基地建設計画を非難する声明を出し、賛同を呼びかけていました。

 今回の声明は、「(14年)当時、懸念していた状況は良くなるどころか悪化しており、今、再び私たちは声をあげる」と表明。「基地建設は、国民主権、自治権といった憲法の原則に反して行われている」と指摘しました。

 声明は、新基地建設をめぐる経過に触れ、「沖縄県民の反対は一貫している」と強調。「今こそ、歴代の日本政府、米軍と戦略立案者は、沖縄の『要塞(ようさい)』的役割を再考し、非武装共同体の中心地として役割を明確にすべき」だと述べ、そのために辺野古新基地建設の断念を求めました。


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