2018年7月20日(金)
カジノ誘致やめよ
2団体 佐世保市に申し入れ
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長崎県と佐世保市が推進する同市のテーマパーク「ハウステンボス」へのカジノ施設の誘致をめぐり、「カジノ誘致問題を考える市民の会」と「民主長崎県政をつくる会」は19日、カジノ誘致と区域認定申請を中止するよう佐世保市に申し入れしました。中島勝利企画部長が対応しました。
申し入れ書では「カジノは賭博であり違法にもかかわらず、『複合施設に併設するので合法』と詭弁を弄(ろう)している」と指摘。佐世保市には公営ギャンブルの競輪や、場外競馬馬券売り場、パチンコ店も数多くあることを指摘し、「現在もギャンブル依存症で苦しんでいる人たちがいる。その対策も十分とはいえない状況で、新たなギャンブル施設を誘致することは許されません」と批判しています。
ハウステンボスのすぐそばの南風崎(はえのさき)町に住む女性は「地元の人たちは『ハウステンボスにカジノが来るの? イヤね、困る』という声が多い」と紹介。市民の会の前川恵子さん(67)は、6月に佐世保市内で行った「カジノ誘致に賛成か反対か」のシール投票の結果を示し「1時間で178人のうち、160人が反対に投票した。通る人のほとんどが反対で私も驚いた」と述べ、市として市民の声や願いをきちんと聞いてから判断するべきだと求めました。