2018年7月16日(月)
遺骨返還の協議開始
米朝が板門店で 韓国報道
首脳会談で合意
【ソウル=栗原千鶴】北朝鮮と米国は15日、南北軍事境界線にある板門店で、朝鮮戦争(1950~53年)で死亡した米兵の遺骨返還をめぐる協議を開始しました。韓国メディアが政府筋の情報として伝えたもので、詳細は明らかにされていません。
米朝は、6月の首脳会談で戦没米兵の遺骨収集に関して協力することで合意しており、遺骨の返還方法や日程など、具体的に協議するとみられます。
遺骨返還については、12日に実務協議が行われる予定でしたが、北朝鮮代表団が欠席。韓国メディアは、北朝鮮側が、将官級協議に格上げして実施するよう提案し、米国側が受け入れたと報じています。今回の協議が、北朝鮮軍と在韓国連軍司令部の将官級協議だった場合、2009年3月以来、9年ぶりの開催となります。