2018年7月4日(水)
米国務長官 あす訪朝
首脳会談後初、非核化など進展が焦点
【ワシントン=遠藤誠二】米国務省は2日、ポンペオ国務長官が5日から北朝鮮を訪問すると発表しました。6月12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談を受けて、「朝鮮半島の完全な非核化」などをめぐる協議が進展するかどうかが焦点です。
ポンペオ氏は7日まで北朝鮮に滞在予定。これまで2度の訪朝では、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談しました。サンダース米大統領報道官は2日、ポンペオ氏が今回も金委員長と会談すると明らかにしました。
トランプ米大統領と金委員長による首脳会談後、初の米朝高官協議となります。米国務省は2日の声明で、ポンペオ氏の訪朝は「協議を継続し、シンガポールで両首脳が実現した前向きの進展を履行する」ためだと説明。同省によると、すでにソン・キム駐フィリピン大使が1日、板門店で北朝鮮当局と協議しました。
ポンペオ氏は訪朝後、7、8の両日に日本を訪問。国務省によると、日本と韓国両国の指導者と会談し、「北朝鮮の最終的で検証可能な完全な非核化」に向けた意志を再確認するとともに2国間関係や地域の問題を話し合います。
ポンペオ氏はさらに8、9の両日にハノイを訪れ、ベトナム高官と会談。北朝鮮の非核化も協議します。