2018年6月24日(日)
米韓演習中止を追加
実施予定2回無期限で
米国防総省発表 非核化を後押し
【ワシントン=池田晋】米国防総省は22日、米韓両軍が毎年8月ないし9月に行ってきた大規模指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」に加えて、今後3カ月の間に実施予定となっていた2回の米韓軍事演習を無期限で中止にすると発表しました。
同省のホワイト報道官は声明で、追加決定の行方は「北朝鮮が誠意をもって生産的な交渉を続けることにかかっている」と述べ、北朝鮮との関係を重視し、非核化の取り組みを後押しする考えを示しました。
マティス国防長官は同日、ポンペオ国務長官、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ダンフォード統合参謀本部議長と会談。米朝首脳会談を受けての今後の対応を協議し、演習中止の追加はその結果、決定されました。
中止が発表されたのは「韓国海兵隊交換プログラム(KMEP)」のうちの二つの合同演習。乙支フリーダムガーディアンに比べて小規模です。