2018年6月10日(日)
声上げられる社会に
国際NGO セクハラ根絶へシンポ
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国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」は8日夜、セクハラや性暴力を無くす社会の実現を考えるシンポジウム「メディアで起き始めた#Metoo 声をあげられる社会をつくるために」を専修大学(東京都千代田区)で開催しました。
エッセイストの小島慶子氏は、「メディア業界のハラスメントに耐えて当然という“暗黙の了解”を変える時だ。そうでなければ、メディアがハラスメントを正面から報道することはできないし、社会は変わらない」と発言しました。
ビジネスニュースサイト編集者の浜田敬子氏は、「一人ひとりの働き方を尊重すれば、ハラスメントが生まれにくい職場になると感じる。働き方とハラスメントの問題は表裏一体だと感じる」と話しました。
ネットメディアの古田大輔創刊編集長は、日本のメディア業界が圧倒的に男性優位で、世の中に男性中心の雰囲気を生み出していると発言。「メディア自身が、発信している情報が女性の社会進出に寄与できているかを検証すべきだ」と主張しました。
ジャーナリストの伊藤詩織さんは、ガーナで5月に開かれた世界報道自由デーについて講演。「#Metooの動きで、スウェーデンでは法律が変わった。同国の首相が、法律を変えることで社会は被害者の味方だと示せると話していたことに、とても感動した」と話しました。