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2018年5月29日(火)

米国代表ら北朝鮮入り

板門店で崔外務次官と協議

 【ワシントン=遠藤誠二】トランプ米大統領は27日、開催が期待されている米朝首脳会談に関して、「われわれ米国のチームが、金正恩(キム・ジョンウン)(北朝鮮の国務委員長)と私の首脳会談の手配をするため北朝鮮に到着した」とツイッターに投稿しました。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は同日、ソン・キム元駐韓国大使(現駐フィリピン大使)と国家安全保障会議(NSC)のアリスン・フッカー朝鮮部長が現地時間の27日、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官との協議のため北朝鮮入りしたと報じました。

 米朝首脳会談に向けて、3、4月と5月にポンペオ国務長官が2度、北朝鮮を訪問していますが、ワシントン・ポスト紙は、キム氏は板門店の南北軍事境界線を越えて北朝鮮側に入ったと伝えました。

 キム氏と崔外務次官は、2005年の「6カ国協議」合意をめぐる交渉に関わっており、首脳会談を前に、北朝鮮の非核化に向けた話し合いを進めるものと予測されます。

 ワシントン・ポスト紙は、キム氏らと崔外務次官の協議は板門店の北朝鮮側の「統一閣」で28、29の両日開かれると報じています。国防総省高官も参加すると伝えられます。

 トランプ大統領はツイッターで、「北朝鮮は、すぐれた可能性を持っており、いつの日か経済、金融における大国になると本当に信じる。金氏もそのことに同意している。そのようになる」と指摘し、非核化の見返りに経済支援を行う考えを示唆しています。


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