2018年5月14日(月)
国民の命にかかわる
辰巳氏 ライドシェア事業実験
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日本共産党の辰巳孝太郎議員は4月19日、参院経済産業委員会で生産性向上特別措置法案の質疑に立ち、違法営業の「白タク」だと批判されているライドシェア(自家用自動車による配車・送迎)事業の実証実験は国民の命にかかわる事態をもたらしかねないと指摘しました。
辰巳氏は、道路運送法などが規制しているライドシェアの規制緩和は「違法なものを合法化するものだ。国民の命と安全は守れるのか」と追及。国土交通省の早川治審議官は「安全の確保、利用者の保護に問題があり、極めて慎重な検討が必要」だと認めました。
辰巳氏はまた、ウェブサイトを使って自家用自動車の運転者と利用者をマッチングするサービスを行う会社「クルー」について、クルーのアプリに「お礼をしましょう」など謝礼の名目で対価の支払いを促す記載があり白タク行為ではないかとして、国交省の対応をただしました。
国交省の早川審議官は4月5日にクルーに対して、謝礼の誘引文言を修正することなど4点にわたり改善指示を行ったと答弁。クルーが違法な白タク行為を行っていたことが明らかになりました。