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2018年4月20日(金)

自衛官暴言 問われる文民統制

防衛相陳謝 井上氏が強調

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(写真)質問する井上哲士議員=19日、参院外防委

 小野寺五典防衛相は19日の参院外交防衛委員会で、統合幕僚監部の3等空佐が民進党の小西洋之議員に「国民の敵だ」などと暴言を吐いた問題について「自衛官としての身分上言動には気をつけなければならない」と改めて陳謝しました。自民党の猪口邦子議員に対する答弁。

 小野寺氏は、同自衛官の暴言行為について「自衛官を含む防衛省職員としてはあってはならない」として、事実関係を調査したうえで厳正に対処すると答弁。小野寺氏が「国民の一人として当然思うことはあると思う」(17日)と発言し、同自衛官を擁護していると批判されていることに対し「不適切な発言を行った自衛官を擁護するつもりはない」と否定しました。

 その上で「自衛官にも国民として憲法で保障された内心の自由は認められるものの、自衛官としての身分上、勤務時間外であっても言動には気をつけなければならない」と言及しました。

 日本共産党の井上哲士議員は同委員会で「不快な思いをさせたということにとどまらない。イラク日報隠ぺいなどを通じて、文民統制そのものが問われているという中で起きている問題だ」と強調しました。


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