2018年4月19日(木)
非核化と平和で協力を
志位委員長がベトナム、シンガポール大使と会談
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ベトナム
日本共産党の志位和夫委員長は18日、ベトナムのグエン・クオック・クオン大使、シンガポールのルイ・タック・ユー大使とそれぞれの大使館で相次いで会談し、朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制構築などについて意見を交換しました。志位氏は6日に発表した6カ国協議関係国への日本共産党の要請文を説明し、非核化と平和体制構築を一体的、段階的に進めることの重要性を強調しました。
志位氏はクオン大使に対して、「韓国・北朝鮮双方と友好関係にあるベトナム政府の役割に注目しています」と語りました。
クオン大使は、「この問題についてのベトナム政府の立場は日本共産党の見解と共通しています」と述べ、朝鮮半島の完全な非核化を支持するとともに、絶対に戦争を起こしてはならないと強調しました。
シンガポール
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志位氏はルイ大使との会談で、「東南アジア諸国連合(ASEAN)が東アジア地域の平和と安定のために中心的な役割を果たしてきたことを高く評価しています」と敬意を表し、今年のASEAN議長国であるシンガポールがASEANの役割をいっそう強化することを期待すると述べました。
ルイ大使は「朝鮮半島情勢は北東アジアだけでなく世界全体に大きな影響を与えます」と指摘。ASEANとしても、韓国・北朝鮮の両国が参加するASEAN地域フォーラム(ARF)などを通じて平和実現を支援したいと応じました。
両大使はそれぞれ、要請文を本国に伝えると述べました。
会談には緒方靖夫副委員長と面川誠国際委員が同席しました。