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2018年4月4日(水)

情報公開請求うけ改ざんか

防衛省 「データ更新」認める

穀田議員暴露文書

 日本共産党の穀田恵二衆院議員が3月30日の衆院外務委員会で「改ざんの疑いがある」と暴露した「日米の『動的防衛協力』について」と題する防衛省の内部文書に関し、同省が昨年に情報公開請求で開示した同じ表題の文書の一部データが、請求後に更新されていたことが3日までに分かりました。請求を受けて内容を変えて開示した疑いがあります。

 穀田氏は3月30日の委員会で、2015年に独自入手した同文書には、「沖縄本島における恒常的な共同使用に係わる新たな陸上部隊の配置」として、沖縄県の米軍キャンプ・シュワブやキャンプ・ハンセンへの陸上自衛隊部隊の配備や、米軍基地の共同使用計画などが記されていたものの、情報公開請求で開示された文書にはそれらの部分が欠落していると指摘していました。

 防衛省が今回、請求後に更新されていたと認めたのは、同文書を複数のファイルに分けて保存していたうち、「沖縄本島における恒常的な共同使用に係わる新たな陸上部隊の配置」とする資料のファイル。同省は更新した理由について分からないとしています。

 小野寺五典防衛相は3日の記者会見で、この問題について「関係職員への確認を行っている」と説明。防衛省は今月中旬をめどに調査結果をまとめるとしています。


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