2018年3月28日(水)
志位委員長が駐日イラク大使と懇談
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日本共産党の志位和夫委員長は27日、党本部でハリール・アルムーサウィー次期駐日イラク大使の訪問を受け、懇談しました。
大使は、イラクと日本との80年間の交流の歴史のなかでの近年の関係の発展、この15年間のイラクの復興と苦難の歩み、来る5月のイラク総選挙に向けた情勢や、宗派対立を克服して国民和解を図る今後の課題などについて説明しました。
志位氏は、大使の説明に感謝し、「両国の友好と親善の関係が今後進展することを願っています」と述べました。また、日本共産党が2003年のイラク戦争の際、フセイン政権の独裁政治には批判を持ちつつも、国連憲章に反して外部勢力が戦争で政権を打倒するやり方に強く反対した立場を説明しました。今後、外部勢力の干渉を排し、民族自決権を尊重した国づくりが進められることを願っていますと述べました。
志位氏はさらに、昨年7月、被爆国の共産党として力を注いだ核兵器禁止条約にイラクが賛成したことについて触れると、大使は、イラク外務省の国際組織局長として、同条約の採択に尽力をしたと応じました。
懇談には、日本共産党の緒方靖夫副委員長が同席しました。