2018年3月25日(日)
核搭載可能米B52と空自機
共同訓練中止求める
穀田衆院議員
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日本共産党の穀田恵二議員は23日の衆院外務委員会で、核兵器を搭載可能な米空軍のB52戦略爆撃機と航空自衛隊の戦闘機が沖縄周辺の空域で共同訓練を行っていたことに関し「国民の生命と安全にとって重大な問題だ」と批判し、訓練の中止を強く求めました。
穀田氏は、昨年8月にB52との共同訓練を実施して以降、同様の訓練を日本の空域で行ったかただしました。山本朋広防衛副大臣は、今年1月22日に「東シナ海上空」でB52の2機と空自のF15戦闘機4機が訓練を実施したと明らかにしました。
穀田氏は「今年もB52と訓練を行っている。極めて重大だ」と指摘。1月の訓練は、グアムのアンダーセン空軍基地から飛来したB52が「沖縄上空を通過した後、那覇基地所属の空自部隊と沖縄周辺空域で合流し、F15戦闘機の護衛を受け編隊飛行を行ったのではないか」と追及しました。山本氏は「日米の運用に関わる」と述べ、沖縄周辺空域での訓練だったことを否定しませんでした。
穀田氏は、「米空軍安全センター」の資料によれば、死傷者を出すB52の重大事故が1955年の運用開始から昨年までに計300件以上起きていることを指摘。68年には嘉手納基地で墜落・爆発事故が起きたとして、「核兵器搭載の有無も確認せず、沖縄周辺で秘密裏に共同訓練を行った。断じて容認できない」と批判しました。