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日本共産党

2018年3月18日(日)

なんだっけ

中国の「全人代」って?

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 Q 最近ニュースでよく聞く中国の「全人代」って何のこと。

 A 全人代(全国人民代表大会)は中国の国会に相当し、毎年3月ごろに2週間ほど北京の人民大会堂で開催されます。今年は今月5日から開催され、現在も継続中です。過去1年間の政治・経済の状況について報告がなされ、今後1年の方針決定、予算の審議、憲法を含む法律の制定・改定などに加え、国家主席、首相など、政府や国家機関の選出も行います。

 Q 大会の出席者はどうやって選ばれるのかな。

 A 全人代出席者は「代表」と呼ばれ、省などで開かれる地方人民代表大会で選ばれた人と軍の代表からなります。今年は全体で2980人の代表が選出されました。選出の仕組みはピラミッドのようになった行政区分に従い、下から順に代表を選んでいくもの。18歳以上の有権者は県など一番下の大会代表を直接選挙で選べますが、省や直轄市、全国などの代表は1級下の大会による間接選挙で選ばれます。このため、国民が全人代代表を直接選ぶわけではありません。

 Q 国民の声はどう反映されているのかな。

 A 中国政府は昨今、土壌汚染防止法など一般法の審議で、国民の多様な意見を公募し反映させる取り組みを行ってきました。一方、今回の全人代で最も注目された憲法改定ではこうした方法はとられていません。11日、国家主席・副主席の任期制限(2期10年)を撤廃するなどの改憲案を可決しましたが、この案が公表されたのは大会のわずか2週間前でした。

 (2018・3・18)


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