しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月28日(水)

冤罪防止・被害回復へ

再審法改正を要求

弁護士ら 国会内集会開く

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(写真)刑事再審法改正を訴える冤罪(えんざい)被害者=27日、東京都千代田区

 冤罪(えんざい)の再発防止や被害回復のために刑事再審法の改正を目指す集会が27日、国会内で開かれました。冤罪被害者や弁護士らが報告し、再審における全面的な証拠開示や請求権者の拡大などの必要性を訴えました。主催は全国刑事再審弁護団・支援団体連絡会(世話人・八尋光秀弁護士)です。

 足利事件で冤罪被害を受けた菅家利和さんは、取り調べで警察官から殴るなどの暴行や暴言を受けたことを紹介し、「(取り調べの)全面可視化を絶対やってもらいたい」と強調。「冤罪は元から断たないといけない」と訴えました。

 飯塚事件弁護団代表の徳田靖之弁護士は、不利な証拠を隠した検察官に対して制裁を科す規定や再審請求における証人尋問などで請求当事者が傍聴する権利を明記した規定などがないことを挙げ「再審法制は欠陥法といってよい」と指摘。「再審法の改正を実現しないことには、再審制度の明日の扉をこじあけることはできない」と述べました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員が出席しました。安倍政権が強行した秘密保護法や共謀罪法を挙げ、冤罪被害をなくす法整備が「改革の名の下で逆流している」と指摘し「再審法の改正を掲げての国会内外の運動を大きくする必要がある」と述べました。立憲民主党、社民党の議員らが参加しました。


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