2018年2月28日(水)

保育所と人　増やして

署名１７０万人に処遇改善など要求

（写真）子どものための予算増額を求める署名を受け取る、田村智子副委員長（左から２人目）と、その右へ宮沢由佳参院議員（民進党）、宮本徹衆院議員＝27日、衆院第１議員会館

　全国から集まった保育士ら約１３０人が２７日、「保育所・保育士ふやして！」と国会行動しました。「子どものための予算を大幅に増やし　国の責任で安心できる保育・学童保育の実現を求める請願署名」１２０万人分を国会に提出。昨年１１月提出分と合わせて約１７０万人になりました。

　参加者は、各党国会議員控室を訪問し、請願署名の紹介議員になるよう要請。紹介議員になった日本共産党の田村智子参院議員（党副委員長）、宮本徹衆院議員、民進党の宮沢由佳参院議員に署名を手渡しました。

　田村参院議員は、「国はいつまで保育予算を出し惜しみ、待機児童の数え方をごまかすのか。ただしていきたい」とあいさつしました。参加者は「待機児童の解消は認可保育所の整備を基本に」「保育士の増員と処遇改善を」などと訴えました。

　山口県から５歳と４歳の子どもを連れて参加した女性（３０）は、「この子たちを保育所に入れることができ、家族の協力もあり、私は保育士を続けています。でも続けられない人がたくさんいます」と話していました。

　この日の行動は、新日本婦人の会、全国福祉保育労働組合、全国保育団体連絡会、日本自治体労働組合総連合などでつくる「よりよい保育を！実行委員会」が主催しました。