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スポーツをやれる人とやれない人との格差がひろがっています。子どものあいだでひろがる体力・運動能力の格差も見すごせない問題です。日本共産党は、こうしたゆがみをただし、国民にとってスポーツが本来の力を発揮できる条件の整備に力をそそぎます。
国民がスポーツに親しみ健康で文化的な生活をいとなむためにも、労働時間の短縮、ただ働きのサービス残業の根絶で自由時間を拡大し、低すぎる最低賃金を抜本的に引き上げるなど経済生活の安定のためにたたかいます。公共スポーツ施設の一方的な閉鎖や移管にストップをかけ、“生涯スポーツ”の拠点として高齢者や障害者も安心して利用・交流できるように、身近な施設の増設、健康・運動機器の設置、指導員・インストラクターの配置、使用料の減免措置などをはかります。
背筋力や持久力など子どもの体力や運動能力に個人差が拡大しているのは深刻な問題です。しっかりとした基礎体力と運動能力をつける学校体育の充実をはかるために、小学校への体育専科教員の配置に努めます。放課後や地域でのスポーツ活動の促進に必要な指導員・スタッフやボランティアの配置と制度の整備に力をそそぎます。
子どもたちが安全で安心して遊べる「公園あそび」やプレイパーク、自然学級などの設置、青少年がスケートボード、フットサルなどを楽しめる広場の確保をすすめ、そこでの自主的な活動を支援します。
スポーツはルールを守り、フェアプレーの精神を尊重することで成り立っています。ルール破りの「裏金」問題、禁止薬物の使用(ドーピング)、暴力・しごき事件などにストップをかけ、スポーツ界の社会的信頼を確立し、ルールや基準づくりに奮闘している関係者を激励します。教育活動にふさわしい運動部活動をめざし当事者と共同してとりくみます。
スポーツ振興の本筋からはずれ、法外な賞金でギャンブル化をあおる「サッカーくじ」は廃止します。スポーツを通じた国際交流の発展に努め、友好と相互理解の促進をはかります。
国の「スポーツ振興基本計画」を“国民が主人公”の内容にあらためさせ、予算の増額で公共スポーツ施設の整備を計画的にすすめます。
老朽化している学校体育施設などの改築、耐震基準にもとづく施設の安全管理の徹底をはかります。“呼び込み型”のスポーツ・イベントや豪華な施設づくりのむだ遣いを見直し、自然との共生、環境保護を大切にします。
トレーニング医・科学の充実、指導者制度の確立で、合理的な競技力向上策を推進します。スポーツ行政の「公平・平等の原則」を堅持し、スポーツ活動の自由・自主性を守るためにたたかいます。
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