2024年11月21日(木)
都民の理解得られていない
外苑樹木伐採 大山氏、知事に迫る
都議会委
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日本共産党の大山とも子東京都議は20日の都議会各会計決算特別委員会で、樹木の伐採に踏み出した明治神宮外苑再開発について、「都民や専門家の理解と共感は全く得られていない」と追及し、再開発計画を追認する環境影響評価(アセスメント)手続きの改正を小池百合子知事に迫りました。
大山氏は、小池知事が昨年、政治資金パーティーで再開発事業者の三井不動産にパーティー券を買ってもらったかただしました。
小池知事は「法に基づき適切に対応し、政治資金収支報告書に掲載している」として明言せず。大山氏は「三井不動産は9月の住民説明会で『政党、政治家のパーティー券を適切に購入している』と否定しなかった。事業者との癒着を改めない限り、都民の声に正面から向き合うことはできない」と批判しました。
小池知事が「都民の理解と共感を得ることが重要」と述べたのに対し、大山氏は「現地に行き、伐採される樹木を悲痛な思いで見守る都民の声を聴いてほしい」と追及。
事業者の「見直し」案を都が追認したことを「形だけ整えば、中身を問うつもりはないということ。100年の歴史を重ねた樹林や生態系、景観を、いともたやすくズタズタにした初めての都知事だ」と批判しました。
日本イコモス国内委員会が指摘していた4列のイチョウ並木の衰退を、事業者が認めたことに触れ、「イコモスの指摘が正しかった。(アセス)評価書に反映されず、2年もたった事後調査報告書で、ようやく記載するのは問題だ」と強調。アセス手続きのやり直しとともに、異議申し立ての手段がないアセス条例の改正を迫りました。