2024年11月17日(日)
ジェンダー平等を前へ
盛岡 はたらく女性中央集会が開幕
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はたらく女性の中央集会(同実行委員会主催)が16日、盛岡市内で全体会を行い、開幕しました。労働者や自営業・農山漁村で働く女性ら500人以上(オンライン含む、主催者発表)が参加。「軍事拡大・大増税ノー! 平和憲法生かし、命・暮らし・人権守ろう! ジェンダー平等と公平な社会の実現を」のスローガンを掲げ、誰一人取り残さない運動を進めようと訴えました。集会は17日までの2日間です。
主催者あいさつした舟橋初恵実行委員長は、与党過半数割れの情勢を次の変化につなげるため労働・社会運動の強化発展は欠かせないと強調。核兵器廃絶やジェンダー平等を求める世界的潮流にふれ、平和な社会の実現や大幅賃上げ、社会保障拡充など「女性がいきいき働き続けられるジェンダー平等社会の実現へ力を合わせよう」と呼びかけました。
闘いの交流で、AGC子会社の間接差別を認める判決を引き出した元原告は「10年以上会社にいて嫌なことばかりだったがやっと福利厚生差別が認められた。男女賃金格差の是正へ闘い続ける」と表明。盛岡市職労の代表は会計年度任用職員の処遇改善を共有する機会に「生きてきた中で一番うれしい」などの感想が寄せられ、「労組の取り組みが多くの人の喜びにつながっている」と語りました。
記念講演でライターの和田靜香さんは、「公民館のおしゃべり会」から始まった草の根運動の歴史などにふれ「分断を超え女性がつながることが大事だ」と話しました。
達増拓也岩手県知事がメッセージを寄せ、集会後、参加者が市内をデモ行進しました。