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2024年9月19日(木)

総裁選 まるで旧態依然宣言

ラジオ番組で田村委員長

 日本共産党の田村智子委員長・参院議員は18日、ラジオ日本の「岩瀬惠子のスマートNEWS」に出演し、自民党総裁選に表れた自民党政治の行き詰まりと総選挙での国民の審判などについて語りました。

 連日の総裁選の報道について田村氏は、自民党内でやるべき議論がメディアで垂れ流しになっていると指摘し、「国会の予算委員会で政党間の討論を十分にしないまま解散はありえない」と発言。岩瀬氏は「政党間でやるべき議論を国民に見えるように今こそやるべきじゃないか」と応えました。

 田村氏は、9人の全総裁選候補者が、統一協会との癒着解明を避け、裏金事件の再調査を否定していることについて、「信頼を回復するつもりがない。裏金議員を温存し、古い体質のまま政治を続けていくと宣言しているようなもの」と批判。背景に、企業や業界団体から金を集め、消費税を2度も引き上げる一方で、法人税を引き下げるなど財界・大企業最優先の政治があると語りました。

 岩瀬氏が、日本で選択的夫婦別姓が実現しないことについて「(実現は)そんなに大変なことなのか」と質問。田村氏は「家制度の考え方を押し付け、統一協会と癒着している議員が妨害してきた。ここを追及したい」と強調しました。

 岩瀬氏が総選挙について触れると、田村氏は、「これから日本の政治はどうあるべきか、本格的な賃上げはどうしたらできるのか、気候危機をどうするのか、東アジアの平和など自民党の中では議論もできない」と自民党の行き詰まりを指摘し、「共産党にとってはチャンス」と強調。「自民党の政治をどう変えるのか。改革を大きく打ち出して、金権腐敗の一掃、経済の立て直し、そして戦争の心配のない東アジアをどうつくるか。ジェンダー平等。大いに打って出て頑張っていきたい」と語りました。


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