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2024年9月19日(木)

「人間らしい生活」に注力

全生連大会開催 70年の歴史に確信

田村委員長あいさつ

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(写真)あいさつする全生連の吉田松雄会長=18日、東京都台東区

 今年で創立70周年を迎える全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は18日、東京都台東区内で第45回全国大会を開催しました。19日まで。初日は、自民党政治を終わらせ、憲法の「平和的生存権」を実現することなどを掲げた方針案が提案され、全ての地域に強く大きな組織をつくろうと呼びかけられました。約160人が参加。日本共産党の田村智子委員長と全労連の石川敏明副議長があいさつしました。(田村氏のあいさつ要旨)

 吉田松雄会長があいさつ。大企業優先の自民党政治が格差と貧困を広げているのに、同党総裁選では裏金事件、統一協会問題に「反省は全く見られない」と批判。「来たるべき総選挙で自民党政治を終わらせよう」と語りました。

 大会方針案「『戦争する国』づくりストップ! 憲法を生かし人間らしく生きる権利・平和を守る日本へ 全生連と一緒に」が提案されました。

 その中で、29地裁1000人が提訴した生活保護引き下げ違憲訴訟は8月末時点で17の勝利判決を勝ち取り、生活保護の違法無法が相次ぐ群馬県桐生市では全国調査団の運動の中で新たに生健会が結成されたと報告。介護保険料では秋田市で9年連続の値上げを中止させるなどし、補聴器助成制度の実施自治体が広がっているとしました。

 田村氏はあいさつで、「誰もが人間らしい生活を送る権利がある、より良く生きる権利と平和を守ろうと、草の根で要求の運動にとりくみ、政治を動かしてきた全生連の70年の歩みに心からの敬意を表します」と表明。生活保護制度や高齢者福祉を邪魔者扱いする自民党政治から、「人を大切する政治へ変えよう」として、「来たるべき総選挙で、何としても日本共産党の躍進を勝ち取る」と決意を述べました。


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