2024年6月19日(水)
機能性表示食品やめよ
倉林氏、届け出制のリスク指摘
参院消費者特委
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日本共産党の倉林明子議員は14日の参院消費者問題特別委員会で、政府が誤認を招くようなお墨付きを与える機能性表示食品制度はきっぱりやめるべきだと迫りました。
倉林氏は、規制緩和で同制度が導入され、当初からリスクが重ねて指摘されてきたとして、なぜ今回の見直しで届け出制そのものを見直さなかったのかと質問。自見英子消費者担当相は「消費者の自主的かつ合理的な選択に資するという観点からは意義のある制度」だなどと制度の趣旨を説明するにとどまりました。
倉林氏は、小林製薬の紅麹(べにこうじ)事件を受けて消費者庁が行った健康被害情報の調査では、因果関係を「否定できない」と「不明」が合わせて76件にのぼっており、小林製薬の製品以外でも健康被害が生じていた可能性があることが判明したと指摘。今回の対応は小林製薬の紅麹製品への対応にとどまっていると批判し、「国民は健康維持にとどまらず、医学的効能を期待して機能性表示食品を使用している。国民の命と健康を守るために、事業者性善説に立った機能性表示食品制度そのものの廃止を検討すべきだ」と求めました。
さらに、「サプリメント」は成分が濃縮されることで取り過ぎのリスクがあるとして、サプリメントへの規制強化を求めました。