2024年5月29日(水)
精神障害者割引さらに
衆院国交委 JR運賃に高橋氏要求
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日本共産党の高橋千鶴子議員は24日の衆院国土交通委員会で、JR各社が来年4月から実施すると発表した精神障害者への運賃割引制度をうけ、さらなる拡充を求めました。
高橋氏は精神障害者割引について、てんかん患者をはじめとする精神障害者の繰り返しの国会請願があり、衆参両院での請願採択等が後押ししたと指摘。精神障害者運賃割引の実施事業者が2011年当時、鉄軌道20事業者、乗り合いバス83者、旅客船0者から、24年にはそれぞれ178者、217者、381者となっている資料を示し、「率直な感想を」と質問。斉藤鉄夫国交相は「画期的であり高く評価するとともに、委員各位の意見に感謝する」と答弁しました。
高橋氏は、鉄道の割引の適用が片道101キロ以上となっていることを取り上げ、「最大の要望は通院などの日常の交通だ」と質問。斉藤国交相は「委員や障害者の意見を鉄道事業者に伝える」と答えました。
さらに高橋氏は、高速バスへの割引の導入や、地方自治体独自の割引制度への国の支援などを要望。国土交通省の石原大審議官は「高速バスを含む乗り合いバス事業に一層広がるよう取り組む」と答え、斉藤国交相は「社会福祉政策や地域公共交通確保の観点からどのような対応が可能か検討する」と答弁しました。