2024年5月18日(土)
家族農業 支援広げよ
農基法改定案 紙氏が迫る
参院農水委
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日本共産党の紙智子議員は16日の参院農林水産委員会で、食料・農業・農村基本法改定案を巡り、食料自給率を高めるためには「生産活動に取り組む人を増やすことが必要だ」と述べ、家族農業への支援を拡充するよう求めました。
紙氏は、改定案に「『家族農業経営の活性化を図る』とあるのは、(農業経営体の)96%を占める家族農業の支援をするという理解でよいか」と質問。坂本哲志農水相は「農業で生計を立てる家族経営については、担い手への支援策を講ずることになる」とする一方、「担い手以外の家族経営は農地の保全・管理で重要な役割を果たすことを踏まえ、それに応じた支援をする」と述べるにとどまりました。
紙氏は、「支援に差をつけるということだ」と批判。兼業農家を含めて、農業で生計を立てていない生産者も重要な担い手として位置付け、「支援を強化する規定こそが設けられるべきだ」と強調しました。