2024年5月18日(土)
オスプレイ撤去要求
赤嶺氏「欠陥防氷装置で飛行」
衆院安保委
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日本共産党の赤嶺政賢議員は16日の衆院安全保障委員会で、垂直離着陸輸送機オスプレイの防氷装置の欠陥を取り上げ、同機の全面撤去を政府に求めました。
米国防総省の運用試験・評価局は1月の年次報告書で、米海軍のCMV22オスプレイについて、防氷装置に関わる多数の構成部品の不具合を理由に「運用に適していない」と指摘しています。
赤嶺氏は「防氷装置の不具合は、翼やエンジンの凍結につながり、最悪の場合は墜落を招く」と指摘し、米側への確認状況をただしました。木原稔防衛相は「事実関係と米軍の対応について米側に確認中だ」と答弁。陸上自衛隊のオスプレイの改修の有無についても、「教育訓練、機体の点検整備を確実に実施する」と述べるだけでした。
赤嶺氏は、同局が10年前から米海兵隊や米空軍のオスプレイの同装置の欠陥を指摘してきた経緯に言及し、「抜本的な対策を講じないまま、飛行し続けているということではないか」と追及。「点検整備を確実に実施する」と繰り返す木原氏に対し、赤嶺氏は「運用に適していないという評価は消せない」と指摘し、「危険きわまりないオスプレイは全面撤去すべきだ」と要求しました。