2024年4月20日(土)
横浜花博は見直しを
高橋氏「身の丈に合った内容に」
衆院国交委
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日本共産党の高橋千鶴子議員は17日の衆院国土交通委員会で、2027年開催の横浜花博は規模を縮小し、身の丈に合った内容に見直すよう求めました。
高橋氏は、22年に開催されたオランダ・アルメーレ花博が、来場者数を当初の200万人の目標から65万人に下方修正し、結果は70万人だったと指摘した上で、横浜花博の1日の来場者数見込みと交通手段について質問。国交省の天河宏文都市局長は、1日当たり平日で平均5万3千人、休日平均7万7千人、多客日で10万5千人の来場を見込み、多客日にはシャトルバスを1日延べ800便運行するなどと答えました。
高橋氏は、シャトルバスは四つの駅から1時間当たり合計150台で、2分に5台出すことになると指摘し「渋滞になるし、運転者不足が叫ばれる中で確保できるのか」と質問。天河氏は「ご指摘の通り、非常に大きな問題だ」と認めました。
高橋氏は、大阪万博の建設費が1・8倍になったと指摘し、横浜花博が赤字になったら誰が負担するのかと質問。斉藤鉄夫国交相は「国による負担や助成は行わない」とした上で、「国際園芸博覧会協会が適切に運営する」とのあいまいな答弁に終始しました。
高橋氏は、09年の横浜開港博で34億円の赤字を出すなどの前例がありながら同じことを繰り返すのかと厳しく批判しました。