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2024年4月19日(金)

“自民要請で訓練場撤回”

防衛相は政治利用

赤嶺氏が追及 衆院安保委

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(写真)質問する赤嶺政賢議員=18日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は18日の衆院安全保障委員会で、防衛省が沖縄県うるま市石川のゴルフ場跡地への陸上自衛隊訓練場建設の撤回を表明したプレスリリースに自民党による要請の結果だと特記したのは「政治利用だ」と批判し、削除を求めました。

 木原稔防衛相が訓練場建設の撤回を表明した11日に防衛省が公表したプレスリリースは、判断の経緯について「中村・うるま市長と島袋・自民党沖縄県連幹事長から重ねての要請を受けた結果」と記述しています。

 赤嶺氏の「大臣の指示か」との追及に木原防衛相は指示を否定し、「経緯、内容を端的に説明するため事務的に作成した」と答弁。赤嶺氏は「大臣の指示がない限り官僚の判断で書けるものではない」と強調しました。

 赤嶺氏は、沖縄では6月の県議選に向け論戦が交わされている政治情勢だと指摘。「その中で特定党派による要請を特記すれば、大臣の立場を政治利用して特定党派を支援したことになるのは明らかだ」として認識をただしました。木原防衛相は「政治利用する意図は毛頭ない」などと強弁しました。

 赤嶺氏は、訓練場建設反対の動きは特定の党派によるものではなく、静かで安全な地域を守りたいという一点で幅広い市民が声をあげ広がったものと強調。「プレスリリースは、そうした経緯が全く無視され自民党の党利党略を露骨に持ち込むものになっている」と厳しく批判しました。


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