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2024年4月7日(日)

「合区」で民主主義衰退

参考人が指摘 反対は75.8%

参院選挙制度専門委

 参院の選挙制度改革について協議する参院改革協議会の選挙制度専門委員会が5日に開かれ、県単位の選挙区を統合した「合区」の現状について参考人質疑を行いました。

 出席した鳥取県の平井伸治知事と高知県の浜田省司知事は、合区選挙後、投票率が下がり、白票の無効票も急増していると強調。平井知事は、地元紙の意識調査でも合区への反対は75・8%に上っており、合区に起因する民主主義衰退の弊害は深刻度を増し危機的状況だと訴えました。

 浜田知事は合区の弊害は4県のみに強いられ、県民は一人前の県として扱われていないと傷ついているのではと述べ、早急な是正を求めました。

 日本共産党の井上哲士議員は、特定の県のみに不公平をもたらす合区は解消すべきだとして、投票価値の平等と民意の正確な反映のために全国10ブロックによる比例代表選挙を提案していると紹介しました。


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