2024年3月30日(土)
UNRWA資金再開を
紙氏 イスラエルに停戦求めよ
参院ODA沖北特委
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日本共産党の紙智子議員は21日の参院ODA沖縄北方特別委員会で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出の即時再開を求めるとともに、イスラエルに即時停戦を求めるべきだと主張しました。
昨年10月のイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への侵攻以来今年2月末までで、子どもの死者は1万2300人を超えました。紙氏は「UNRWAのフィリップ・ラザリニ事務局長が過去4年間に世界各地の紛争で犠牲になった子どもの数1万2093人を上回ったと報告している。オーストラリアは15日に600万豪ドルの拠出再開を発表し、すでにEUやカナダ、スウェーデンが再開している」と述べ、日本も拠出を再開するよう求めました。
上川陽子外相は第三者グループの中間報告とラザリニ事務局長の訪日予定に言及し、「説明をしっかり受けスピード感を持って進める」と答弁しました。
紙氏は、日本国際ボランティアセンターと東京大学渡邉英徳教授研究室合同調査などによって日本の政府開発援助(ODA)による建物の破壊が明らかになっていると指摘。「大事な税金で支援したのだからイスラエルに対し説明を求め抗議すべきだ」として、同国に即時恒久的停戦を求めて積極的に働きかけるよう求めました。