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2024年3月30日(土)

花き農家直接支援を

穀田氏 所得補償・関税見直せ

衆院外務委

写真

(写真)質問する穀田恵二議員=22日、衆院外務委

 日本共産党の穀田恵二議員は22日の衆院外務委員会で、2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会は「国際的な園芸文化の普及、園芸、造園産業の成長産業化、ひいては園芸を支える花き農家の振興」を目的としているが、22年の農業経営統計調査では「大きく収入が減収し、出荷量や耕作、作付面積、産出額、農家戸数のいずれも急減している」のが実態だと指摘しました。

 穀田氏は、花き農家から「燃料費が高い。肥料や農薬、市場に出すための段ボールも値が上がり、(農林水産省が行っている)措置では間尺に合わない」との声が上がっているとして、「今すべきことは、高騰している燃料、肥料、農薬について補助することだ。花き農家の経営が破綻に陥らないよう一定の所得を補償する直接支援が必要ではないか」と迫りました。

 さらに、安い切り花の輸入が年々増大し、国内生産を圧迫しているとし、「関税などの国境措置を再構築する必要がある」と主張。武村展英農水副大臣は「関税引き上げは極めて困難だ」と背を向けました。

 穀田氏は「00年に淡路で、04年に浜松で花博が開催されているが、いずれも翌年、花き産出額は減り、その後も減少は止まらない」「(花博などの)イベント開催に頼る花き農家の成長、振興政策は功を奏していない」と指摘し、改めて所得を補償する直接支援と関税の見直しを求めました。


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