2024年3月16日(土)
幹部公務員人事ただす
塩川氏 人事官候補聴取で
衆院議運委
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衆院議院運営委員会は12日、人事官候補の土生栄二・元内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長に対する所信聴取と質疑を行いました。
第2次安倍内閣は「国家、国益に奉仕する国家公務員」を掲げ、「政権の方向性を常に念頭に置いて取り組む」よう求め、“政権に奉仕する公務員”への「改革」を推進。2014年の国家公務員法改定では「幹部職員人事の一元管理」と称し、内閣官房に内閣人事局を設け、官邸が各省庁の幹部人事に関与する仕組みをつくりました。
日本共産党の塩川鉄也議員は、内閣人事局の人事政策統括官を務めてきた土生氏に、同局の設置についての認識を質問。土生氏は「こうした仕組みは時宜に応じた適切な仕組みだ。今後とも適切に行われていくということが重要だ」と答弁しました。
塩川氏が「今の公務の職場は、あまりにも余裕のない職員体制となっている」と指摘し、「5年間で10%という定員削減分を原資に、必要な人員増をまかなうという定員合理化計画は、職場の実態に合わないのではないか」と質問。土生氏は「定員管理自体は内閣人事局の所管だ。一般論として、業務の合理化を最大限進めながら必要なところに必要な人材を確保していくことは公務を遂行する上で必要だ」と述べ、内閣人事局の対応を肯定する答弁に終始しました。