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2024年3月16日(土)

ガザ停戦 働きかけよ

赤嶺議員、上川外相に要求

衆院安保委

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=12日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は12日の衆院安全保障委員会で、避難民が集中するパレスチナ・ガザ地区最南部ラファへの攻撃中止と即時停戦をイスラエルに直接働きかけるよう上川陽子外相に求めました。

 赤嶺氏は、無差別攻撃による犠牲者が3万人を超え、大量虐殺と飢餓、感染症のまん延という重大な危機が進行していると指摘。上川氏が2月16日の会見で、人道的、持続可能な停戦の実現に言及する一方、イスラエルに直接働きかけていないとして、「なぜ働きかけを行わないのか」とただしました。上川氏は「イスラエルへのさらなる働きかけを含め、積極的かつ粘り強く取り組む」と述べました。

 赤嶺氏は、同国が国際社会の声を無視して攻撃を行えるのは、米国からの武器の供与があるからだと指摘。国際支援団体が1月に出したアピールに呼応し、イスラエルとパレスチナ武装勢力双方への兵器や弾薬の移転停止を国際社会に呼びかけるよう求めました。上川氏は「第三国間の関係に関する」などとして背を向けました。

 また、赤嶺氏が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出の再開を求めたのに対し、上川氏は「(国連の)調査、検証の進捗(しんちょく)をしっかりとふまえ、対応を検討したい」と述べました。


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