2024年3月16日(土)
飛行再開 安全根拠は
衆院外務委 オスプレイ巡り穀田氏
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日本共産党の穀田恵二議員は15日の衆院外務委員会で、在日米軍が昨年11月の鹿児島県屋久島沖の墜落事故を受け停止していた垂直離着陸機オスプレイの飛行再開を強行した問題について、「政府として安全だと確認した根拠は何か」と追及しました。
防衛省は事故原因や安全対策の詳細な説明を米軍側から受けたとしていますが、その内容を一切明らかにしていません。上川陽子外相は「オスプレイの運用者でもある防衛省の専門性と技術性を評価して、政府全体として判断した」とあいまいな答弁に終始。穀田氏は「具体的事実を述べなければ、国民の安全がどう担保されるのか検証できない」と批判しました。
穀田氏は、墜落原因とされる「特定部品の不具合」が何か、なぜその部品を交換しないのかと追及。上川氏は「米軍の事故分析・安全対策は合理的で安全に運用を再開できる」などと強弁しました。
穀田氏は、同機のプロペラを回転させるギアボックス(装置)の不具合を事故原因だと複数の米メディアが報じ、オスプレイの開発に携わった米専門家も「(それが事故原因なら)これまで起きたことのない深刻な問題だ」と指摘していると強調。直ちに飛行を中止し、日本から撤去するよう求めました。