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2024年3月7日(木)

オスプレイ全機撤去せよ

山添議員 事故原因判明せず

 日本共産党の山添拓議員は6日の参院予算委員会で、米軍が2023年11月の鹿児島県屋久島沖での墜落事故を受けた垂直離着陸機オスプレイの飛行停止措置を解除すると報道されていることについて、事故原因も明らかになっていないとして飛行再開中止を求めるとともにオスプレイの全機撤去を迫りました。

 屋久島沖では米空軍CV22オスプレイが墜落し乗組員8人が死亡。山添氏は、米メディアAP通信の報道では、同事故について米空軍は何が故障したか特定したものの、どうして故障したかは分かっていないとされていると指摘し、事故原因が判明したのかただしました。木原稔防衛相は「米側は現在調査中、分析中、解析をしているということだ」とし、原因について答えませんでした。

 山添氏は、米海軍の責任者が今週中にも来日し、飛行再開計画を説明すると報じられているが、屋久島沖の事故も、23年8月のオーストラリアで3人が死亡した米海兵隊MV22オスプレイの墜落事故も調査が継続中だと強調。「調査報告書も出ないままオスプレイを日本で飛ばすことはできないと米側に伝えるべきだ」と迫りました。岸田文雄首相は「米側に情報の共有をお願いする」と述べるにとどめました。

 山添氏は「重大事故が多発し、クラッチの不具合など未解明の構造的な欠陥が指摘されているオスプレイは全機撤去するべきだ」と求めました。


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