2024年2月22日(木)
住宅修理支援が必要
参院委で伊藤氏 能登地震で要求
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日本共産党の伊藤岳議員は21日の参院総務委員会で、能登半島地震で損壊した住宅の応急修理への対応と被災地の公立病院への財政支援拡充を求めました。
伊藤氏は、建設職人でつくる全建総連の調査では被災住家へのブルーシートの展張(損壊した屋根等にシートを張ること)が被災者の要望に追いつかず、シートも不足していると指摘。古賀篤防災担当副大臣は、18日時点で被災3市3町で計7277件の申請があり、そのうち、完了済みが3380棟であると答えました。
伊藤氏は「修理を受け付けたが、手つかずの状態がある」と指摘。ブルーシートの展張は職人一組が終日作業して6件程度しかできないとして、作業完了を見通すために職人の協力を緊急に要請するよう求めました。古賀氏は「職人と資材の確保が大事だ。展張が円滑に進むよう被災地の自治体と連携し対応する」と答弁しました。
伊藤氏は、市立輪島病院など被災者の救援にあたっている公立病院が他の医療機関から医師・看護師の応援を受け入れた場合の財政支援について質問。「特例的な対応を含め全額、特別交付税で措置すべきだ」と提案しました。松本剛明総務相は「県の検討会が設置されると承知している。地域医療の確保へ連携して対応していきたい」と答えました。