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2024年2月10日(土)

技術生かし自然エネ推進

吉良氏質問に大野参考人

参院調査会

 日本共産党の吉良よし子議員は7日、参院資源エネルギー・持続可能社会調査会で「エネルギー安全保障の確立に向けた論点」をテーマに参考人質疑を行い、日本での再生可能エネルギー普及の可能性などについて質問しました。

 吉良氏は、「日本はエネルギー源のほとんどを輸入に依存している。エネルギーの安全保障というときに、エネルギー自給率の向上は急務。とりわけ、脱炭素、気候危機打開が世界的な課題となる中で、自然エネルギー、再生可能エネルギーの普及拡大は鍵になる」と指摘。日本の風土、気候などの条件に合った再生可能エネルギーの普及拡大の可能性について質問しました。

 参考人の公益財団法人自然エネルギー財団の大野輝之常務理事は、「日本は、太陽光、風力、地熱、バイオマス、水力と全ての自然エネルギー資源に恵まれている。先駆的に技術開発を進め、多様な自然エネルギー発電を使っていく必要がある」と答えました。

 吉良氏は、再生可能エネルギー普及を進める障害になっている原発優先の政府の姿勢について質問。大野氏は、日本では原発の供給を固定化し、太陽光がたくさん発電しても、使われずに捨てられてしまう実態を紹介しました。その上で「いかに自然エネルギー発電をフルに活用するかという観点から、原発の運用についても検討していく必要がある」と述べました。


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