2021年2月11日(木)
レーダー選定疑惑
野党として追及したい
穀田氏表明
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は10日、国会内で記者会見し、前日の衆院予算委員会で追及した「イージス・システム搭載艦」に搭載予定のレーダー(SPY7)選定をめぐる疑惑について問われ、「立憲民主党の本多平直議員も予算委員会でこの問題を追及した。『第2のロッキード事件』ともなりかねない重大問題であり、野党として追及していきたい」と語りました。
穀田氏は、10日の衆院予算委員会で本多氏が、米国防総省傘下のミサイル防衛庁長官がレーダー選定直前に来日していたことは公開されていたのかと追及したのに対し、岸信夫防衛相が公開されていなかったと答弁したことを強調。「秘密裏の来日だったことが新たに明らかになった」と述べました。
また穀田氏の追及に岸防衛相が、防衛省職員と「業界関係者等」との接触回数が529回にのぼると答弁したことについて、「2018年2月に選定手続きが始まり、同年7月末までの約5カ月でSPY7が選定されている。その期間に529回も接触が行われていたことになる」と指摘。「今後、野党が一緒になって追及し、疑惑を暴いていきたい」と表明しました。