2020年12月4日(金)
香港 弾圧に欧米から批判次々
香港の裁判所が昨年行われた大規模なデモに関連して、黄之鋒氏ら民主活動家3人に禁錮刑を言い渡したことに欧米で批判が相次いでいます。
イギリスのラーブ外相は「香港と中国当局は、反対派を窒息させるようなキャンペーンはやめるべきだ」と非難。「刑事訴追の決定は公明正大であるべきで、香港の人々の人権と自由は尊重されなければならない」とコメントしました。
欧州連合(EU)の香港・マカオ事務所のは、ツイッターで「香港で民主派が声をあげる場がますます狭まっていることの表れだ」と懸念を表明し、今月7日のEU外相会議でこの問題が取り上げられることを明らかにしました。
米国のペロシ下院議長(民主党)は「この不当な措置は、北京が反対派を鎮圧し、香港の人たちに保障された自由と自治を破壊するためには、手段を選ばないことを証明している」と声明で強く批判。「世界中の自由を愛する人々も、われわれとともにこの不当な判決と中国の香港市民へのあまねく攻撃を非難してほしい」と訴えました。