2019年6月13日(木)
香港 市民が議会包囲
「逃亡犯条例」 審議延期に
香港で犯罪容疑者の中国本土への移送を可能とする「逃亡犯条例」改定案をめぐり12日、再び大規模デモが行われました。同日は、香港立法会(議会)で審議再開が予定されていましたが、市民数万人が立法会を包囲。審議は、延期を余儀なくされました。
香港メディアによると、デモ隊が周辺の2本の幹線道路を占拠。抗議行動は2014年に行政長官選挙の普通選挙実現を目指した「雨傘運動」再現の様相を呈しています。
デモ隊の一部は立法会敷地に突入し、警官隊と衝突。香港警察は催涙弾を使用し、デモ隊を排除しました。警察側責任者は市民に付近に近づかないよう呼び掛け、「夜間外出禁止令などの発令も考慮している」と話しました。
市民らは9日にも100万人を超えるデモを行い、条例改定に反対する意思を示してきました。