2019年1月21日(月)
米 女性の行進 世代・性別・人種超え連帯
貧困・移民・女性に背… 政権に怒りの声
【ワシントン=遠藤誠二】ワシントンで19日に取り組まれた3回目の「女性の行進」には、人種や老若男女、初参加・常連問わず、さまざまな人たちが集まり、反トランプ政権の「怒りの声」をあげました。
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非政府組織で働くクリスティーン・ローメリさん(39)は、「3回目の行進参加。今の米国は、金持ちがより金持ちになり、そうでない人々がより貧しくなっている。そうではない社会、大統領が差別的発言をできなくなる社会をめざしたい。来年の女性の行進にも参加する」と決意を語りました。
メリーランド州から来たアフリカ系の女性、シャーリースさん(32)は「トランプ氏の黒人に対する差別的な発言が問題と思い、初めて参加した。トランプ氏が大統領でいる限り、女性の行進に参加し続ける」と話しました。
「女性の行進」ですが、男性も参加していました。同州に住む元教師のジョン・ドンさん(68)は、「1回目の行進から毎回参加している。トランプ政権の偏見、うそ、そして移民の親子引き離し、マスコミ攻撃など、すべてが問題だ。中間選挙で、女性が数多く当選したことは喜ばしい」と話しました。
牧師のジェームズ・E・ダニエルズさん(70)は、「トランプ政権の政策はすべて、金持ちと権力者のため。国民は無視されている。トランプ氏は辞めなければならない。女性とともに『協力的な社会』を築く必要がある」と述べました。