2007年4月22日(日)「しんぶん赤旗」
米産牛肉
輸入条件緩和に反対
市民団体が政府に要請文
ブッシュ大統領が四月末の日米首脳会談で米国産牛肉の輸入条件緩和を日本に要求しようとしていることをうけ、食の安全・監視市民委員会(神山美智子代表)などは二十日、米国産牛肉の輸入条件緩和・全面解禁に反対する要請文を厚生労働省に提出しました。同様の要請を十九日に農林水産省に提出しました。
要請文は、輸入再開以来繰り返されている「条件違反は米国農務省がチェックすることができない構造的なもの」と指摘。米国には月齢確認の方法が事実上なく、BSE(牛海綿状脳症)検査や、危険部位除去、飼料規制など「ずさんな対策のままでの輸入は認められない」として、米国政府の要求を受け入れることがないよう求めています。
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