福岡県西方沖地震

玄界・志賀島…要望きく/被災者 修繕負担できぬ

共産党調査団


 福岡県西方沖地震の復旧支援対策のため、日本共産党国会議員団と党県地震対策本部は二十七日、大きな被害が出ている志賀島、福岡市内の高層マンション、玄界島をまわり復旧支援の要望などについて住民らと懇談。調査には、仁比聡平参院議員、山田ひろとし衆院2区候補、安広和雄党地震対策本部長、県議団、福岡市議団のほか、赤嶺政賢、高橋千鶴子両衆院議員秘書が参加しました。

 志賀島は山肌が大きくえぐられ、がけ崩れや道路の陥没など危険個所が多数発生。家屋の応急危険度判定では、九百九十三件調査したうち「危険」六十八件、「要注意」三百八十五件と島の43%の家屋に被害が出ています。党調査団に対し、住民からは「裏山の土砂が崩れ、とても生活できる状態じゃない」など生活再建支援を求める声が多数あがりました。

 福岡市中央区の高層マンションでは外壁の亀裂や断水が発生し、住民らはマンションで生活できない状態が続いています。党の調査団に対し、「修繕を自己負担でやったらとても手に負えない」などの深刻な訴えが寄せられました。

 地震後、二度目の調査となる玄界島では、福岡県筑前海釣漁業協議会の伊藤和義会長らと懇談。伊藤会長は党調査団の再訪を「何度も足を運んでくれて、涙が出るほど励まされる」と歓迎しました。伊藤会長は、「一戸でも多く島内に仮設住宅を建設してほしい」と要望するとともに、「これからが本当に正念場になる」と復興に一丸となって取り組む島民の思いを語りました。
( 2005年03月28日)



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