2006年12月1日(金)「しんぶん赤旗」

自然エネルギー20%に

2020年目標で集会


 日本で太陽発電や風力発電などの自然エネルギー利用を促進しようと、二〇二〇年に自然エネルギーを20%に!という目標を掲げたキャンペーンをスタートさせる集会が三十日、東京都千代田区の衆院第二議員会館で開かれました。

 同集会には、同キャンペーンの賛同者や自然エネルギー事業者、自治体関係者、環境NGOの代表らが参加。地球温暖化・気候変動の兆候がすでにあらわれ、深刻化していると警鐘がならされ、自然エネルギーへの期待や国に普及促進を求める声があいつぎました。

 同キャンペーンは、国・自治体に二〇年に自然エネルギーを20%とする目標策定や促進制度など五つの目標を掲げ、国民的な推進運動を呼びかけようというもの。キャンペーン実行委員会(事務局・「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク、環境エネルギー政策研究所)は、温暖化ガス削減目標を定めた京都議定書の国内目標達成計画が〇七年に見直されることから、政府に追加対策として自然エネルギー利用の上乗せを迫っていくことにしています。

 集会では、飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長が「市民や地域の率先した自然エネルギーの選択をすすめていきたい」と訴え、電力分野で実現可能な自然エネルギーの発電量を計二千五十六億キロワット時という試算結果を公表しました。


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