2006年11月20日(月)「しんぶん赤旗」
九条守ろう 2千人
いま私たちが考え、行動するとき
宮城
憲法九条を守る宮城集会が十九日、仙台市の国際センターで開かれ、二千人を超す市民が参加しました。主催は、広範な市民でつくる呼びかけ人会議で、集会後、旗やプラカードを手に一番町商店街をデモ行進し、憲法九条を守ろうと市民にアピールしました。
平和への願いのこもったチェロとピアノのコンサートで始まった集会で後藤東陽代表は、「国は、やらせをやってまで教育基本法を変えようとしている。このままではこのような集会さえ開けなくなってしまう。さらに運動を広げていこう」とあいさつしました。
「九条の会」の呼びかけ人のひとりで作家の小田実氏が講演しました。小田氏は、アメリカの中間選挙でブッシュ政権が負けたのは、イラク戦争を国民が拒否したからだと述べました。「国際紛争は軍事力では解決できず、平和的な手段しかないことの表れだ。これは、まさに『九条』そのものだ」と話し、私たち自身が考えて行動していかなければならないと語りました。
集会では、憲法を守り、国民投票法案、教育基本法改悪、自衛隊法改悪に反対するアピールを採択しました。
太白区から参加した男性(41)は、「世界貢献のためと言いながら、アメリカに追随するためだけに大事な憲法を変えようとすることにこれからも反対していきます」と語りました。