2006年11月17日(金)「しんぶん赤旗」
“国民投票法案廃案に”
宗教者九条の和 国会に署名5850人分
「憲法第九条を輝かせたい」と願う宗教者九条の和は十六日、国会内で集いを開き、九条改悪のための手続き法案である「憲法『改正』国民投票法案」の廃案を求める請願署名第一次分を紹介議員を通して提出しました。参加した五十余人の宗教者は同案の廃案に向け、署名の集約を意思統一しました。
今回五千八百五十人分を提出。請願事項は九条の一、二項のすべての文言を変えないこと、国民投票法案を廃案にすることの二つです。
「法案を何としても阻止したい」と山本俊正牧師(日本キリスト教協議会総幹事)があいさつ。村中祐生天台宗慈照院住職(大正大学元学長)は「宗教者は心をひとつにして国民の声を代弁し、勢いのあるものにしていかなければいけない」とのべました。
宗教者九条の和は「与党、民主党両案はともに改憲手続き法案である」として、「広く宗教界、国民に危険性を周知していかなければならない」と呼びかけています。
日本共産党の吉川春子参院議員は国会情勢を報告し、「武器を捨て徹底した外交交渉で国際問題を解決していくという憲法は先駆的。この憲法を守り抜くため国民投票法案の安易な審議には応じられない。改憲を阻止するために全力でがんばりたい」と連帯しました。
社民、民主両党議員も参加しました。